レーザー加工機でクレープにイラストを描くには”ほろ苦さ”が鍵だった。

June 15, 2017

こんにちは!2歳半の娘のトイレトレーニングを意識し始めた、ぴぃです。

「fab古民家に導入されているレーザー加工機を使って色んなものをつくってみよう!」というプロジェクトに参加しています。

これまでに、レーザー加工機「FABOOL Laser Mini」を使って

身の回りのものをレーザー加工してみたり

存在感抜群の名刺を作ってみたりしてきましたが、

3回目の今回は「クレープ生地」にイラストを刻印してみようという事になりました!



以前食べ物に刻印したとき、レーザーで表面を焦がしているので、実はちょっと苦かったんです。

今回はクレープ。甘さが売りの物なのに、食べられるのかなぁ。

クレープ生地に刻印ができるのか?

用意したのはプレーンのクレープ生地。

(材料:薄力粉100g、砂糖20g、卵1個、牛乳200CC、水100CC、溶かしバター10g)

今回はこちらのイラストを刻印してみますよ!

クレープ生地は、焼き方で「しっとり滑らか面」と「パリパリ凸凹面」の2種類ができます。

まずは見た目がきれいな「しっとり滑らか面」からセット。

うまく刻印できるでしょうか。ドキドキ……

(出力:100%、スピード:400mm/m)

刻印している間、香ばしい匂いが立ち込めてきます。

……ん?あれ?まったく線が出てきません。というか、生地全体が二度焼きされている?!

レーザーを当てる前より表面がパリパリなクレープ生地ができあがりました。

しっとりしているため、レーザーで水分だけが飛ばされて、刻印するまでには到らなかったようです。

気を取り直してもう一度!

続いて、しっかり焼けた「パリパリ凸凹面」。

こちらは水分が少ないから、しっかり刻印されるはず……!

あらら?先ほどよりも刻印されましたが、レーザーが反射してしまったのか、生地の白い箇所には刻印されず、お日様が欠けてしまいました(汗)。うーん、難しい。

コレは生地から見直さなきゃ、と一旦中止に。

生地に一工夫!今度こそ……!

茶色く焼けているところはきれいに線が出ているので、生地が全体的に茶色かったら、うまく刻印出来るのでは……!

ということで、コーヒーで生地自体を色づけしてみました。

生地の乾き具合も関係してくるようなので配合を変えた2種類の生地を用意。

[1]前回のものより他の材料の分量は変えずに、牛乳と水を半々にしたもの、

[2]お砂糖少なめ、水のみで溶いたもので、

コーヒーは両方とも2gをお湯で溶いて入れ、前回よりしっとり感のないものを作ってみました。
([1]より[2]のほうが、よりパサパサしています)

イラストも前回より簡単なものに修正して、いよいよ刻印です!

まずは[1]。

イラスト自体も、線を太めにしてもらったのでハッキリ出るはず!と意気込んでみるものの、うっすら線が見える程度です。

続いて[2]。

お、おぉぉ!!でました!反射することなく、しっかりと。

しかも、食べてみるとコーヒーの苦味でレーザーによる焦げ味が気になりません!というか、刻印のほろ苦さがマッチしていて美味しい。ちょっと感動…。

ようやく完成!6/17(土)ママルシェで販売します!

さっそくHanaLab.ヘ持ち帰り、トッピングして完成!

道のりは長かったですが、とっても可愛らしいクレープが出来上がりました!

(イラストがどんな風に刻印されたかは当日のお楽しみ!)



こちらのクレープは上田市を中心にお料理教室を開かれていて、「上田ブラウニー」などの商品開発にも積極的な王鷲美穂さんと共同開発したもので、味も抜群。(衛生面もしっかり配慮しています)

6/17(土)HanaLab.UNNOにて開催されるママルシェで「Ohisama料理教室×Fab古民家」として出店し、限定60食を販売します。

お子様も食べられる甘さ控えめ・フルーツ盛りだくさんでご用意していますので、ぜひご賞味ください!