April 28, 2017
こんにちは。ユノキです。
レーザー加工機を覗き込みながら失礼します。覗く時は必ず保護メガネを着用するのだぞ!
オマエ誰だよというのはさて置き、今日はFab古民家に備えられてあるレーザー加工機「 FABOOL Laser Mini」を使っていろいろと制作をしてみたいと思います!
とは言ったものの、このレーザー加工機を操作するのは初めてなので、まず初回の今回は(不定期連載です)どんな素材をレーザー加工できるのかを調査し、今後の制作に向けた妄想を広げるキッカケにしたいとします!(ばーん!!)
(次回はヒゲ剃ります。。)
レーザー加工機「FABOOL Laser Mini」って?
文字で説明するよりも動画の方がわかりやすいので、まずは解説動画をご覧ください。
このようにレーザーで様々な素材を切断したり、刻印をすることで、様々なものを制作することができます。レーザーカッターに指示を出すデータさえ作ってしまえば、思った以上に簡単に操作できますよ。(操作方法については今回は割愛)
どのくらい濃く刻印するかについては、2つの要素を変動させることによって変えられます。
- 出力(レーザーの強さ)
- スピード(レーザーを照射するヘッドの移動速度)
※ 今回はわかりやすく、出力は常に100%にし、スピードを調節しながら調査することにします。(スピードが早いと薄く、スピードが遅いと濃くなります。)
実験内容
今回の実験のテーマは、「どんな素材に刻印することができるのか」としました。
FaboolのHPにどんなものに刻印できるか、木材・プラスチック・革・紙・食品などカテゴリ別に掲載されているのですが、、
そこに掲載されていないものは一体どうなのよ?!
というテンションです。はい。そこで今回用意したのはコチラ!!
これらの素材に「Fab古民家のロゴ」をガシガシと刻印してみたいと思います!!
さて、一体どうなるのでしょうか。。正直「拾った石」以外はちゃんと刻印できる気がするけど。
刻印する「Fab古民家のロゴ」はこちらになります。
いよいよ実験スタート!
①薄皮あんぱん
まずは、何も問題なく刻印できそうな「薄皮アンパン」から開始します。
(決してお腹が減っていたからではございません。)
加工機の台にあんぱんをセット。もうこれだけで何かニヤニヤできます。なんか笑えてくる。
そして、パソコンから加工開始の指示を出します! ポチッとな。
(初期設定:出力100%・スピード500mm/m)
動き始めたーーーーー!! 青白く光る薄皮あんぱん!!!笑
それを真剣な眼差しで観察する我々参加者。この絵面がいま思えば面白い。
(本人たちはいたって真面目です!)
そして、、、
で、できた。。
良い!観光地でよくみかけるお饅頭みたいになりました。美味しそうです。
比較的平らな部分は綺麗に加工できましたが、曲面になっている縁のほうは濃く刻印されていない部分もありました。でもこれは想定内。大丈夫です。
次回はアンパンマンのデータも制作してリアルアンパンマンを作ろうと心に誓いました。
②丈夫な帆布
続いて、カバンなどの素材などでよく使われる帆布です。帆布とは平織りで織られた厚手の丈夫な布のこと。これも問題なく刻印できるはず。。素材が布ということで色が濃くつきそうな気がするので、スピードを少しあげてみます。(初期設定:出力100%・スピード2000mm/m)
んんん??
あれ? 刻印されない。なぜだ。。
スピードが早すぎるのだろうと、速度を落として再度実験。
やっと刻印されました!
すぐ焦げると思っていたのですが、意外にもゆっくり照射しないと刻印できないのですね。
500mm/mまで落とさないとキレイに表現できないのは驚きました。(白いから?)
オリジナルの柄をデータで作って、柄を刻印するのも良さそうですね。巨大な焼印みたいな。オリジナル柄の帆布のカバンとかカッコイイかもです。
③拾った石
はい、最後にやってきました、普通にそこらで拾ってきた石です。
これは難しいのではないか、、ということで最初からしっかり刻み込んでやろうと、スピードを500mm/mに設定して、刺激強めにいってみます。(設定:出力100%・スピード500mm/m)
なぜかサイエンスな気分が高まってきました… 普通の石が何か化石に見えてくる…!!
加工終了。
あれ、期待してなかったけど、、
おお…!!
めちゃんこカッコイイやんけ!!!!
化石感なのかオーパーツ感なのかわかりませんが、ロマンの香りがプンプンです!!
まさかこんなに良いものができるとは思ってもみませんでした。
ニセの化石とか作りたい! 誰かの顔とか刻印したい!
刻印したものを河原にバラ撒いて、宝探ししてみたい!(不法投棄か?)
最後に
実は今回、これまで紹介した3種類だけでなく、海苔・マシュマロ・おせんべいなどにもレーザーをあてて加工してみました。
良くも悪くも想定通りにいくことのほうが少なく、「やっぱりやってみないとわからない!」というのが正直な感想です。ただ、今回のような経験の積んでいけばイメージ通りの制作につながるなという確信も得ることができました。
作りながら次はこんなことしてみたいというイメージがたくさん湧いてきたので、次回はそれを実現できると良いなと思います。ワクワク!
さて、どれから作ってみようかな〜。